デング熱とヒトスジシマカ
昨年8月、東京代々木公園で発生したデング熱の国内感染は約70年ぶりでした。
その後も相次いで感染者が各地で見つかり162人となりました。
静岡県内でも2人の感染者が確認されました。
デング熱は「ヒトスジシマカ」が媒介する感染症です。 「ヒトスジシマカ」は一般的に「ヤブカ」と呼ばれています。
症状には、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛および特徴的皮膚発疹があります。
発症直後は発熱のほかに特徴的な症状がありません。
しかし、発熱後4〜5日経過すると特徴とされる真っ赤な背中の皮疹が現れます。
大半は1週間くらいで回復しますが、約5%は重症化するので油断できません。